2015年に国連で採択された「SDGs:持続可能な開発目標」。
ざっくり言えば2030年までに地球を救うための目標ですが、それに付随してエシカルやサステナブルという言葉をよく耳にするようになりました。
エシカルとサステナブルって、どう違うものなんでしょうか?あと昔から言われているエコの違いは?
結論から言うと、エシカルもサステナブルもエコも、大まかな意味合いでは同じで「地球のために」という想いからきています。
エシカルとサステナブルの違いは?
エシカルとサステナブルは、元々の語源は違うものでした。でも人々の活動と共に使われる範囲も広がり、今ではほぼ同じような意味合いで使われているようです。
人も、地球環境も、社会も大事にしたいという理念が共通しています。
ただ、エシカルのほうが視野が狭めで、サステナブルは地球規模で壮大なイメージかもしれません。
エシカルとは?
「エシカル(Ethical)」とは直訳すると「倫理的」という意味。
倫理とは道徳みたいなものですね。
人として守り行うべき道。善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるもの。道徳。モラル。
参照:goo辞書
そして倫理的とは
倫理にかかわるさま。また、倫理にかなうさま。
参照:デジタル大辞泉
ちょっと難しくなりましたが、要するに人として当たり前に、地球環境や社会を大事に守っていこうってことですね。
さらに「エシカル消費」という言葉もあるように、これは消費者目線での考え方でもあります。
環境・社会に配慮した商品を買ったり、暮らし全体に取り入れたりするのがエシカルです。
サステナブルとは?
「サステナブル(Sustainable)」の意味は持続可能な、ですね。
将来にわたって持続的・永続的に活動を営むこと。「持続可能な」は、英語「sustainable」(サスティナブル)の一般的な訳語となりつつある。
参照:weblio辞書
これからの地球や子孫たちの未来を見据えた活動をしたり、そのためにはどうすれば良いかを考えたりすることかな、と解釈しました。
また「サステナビリティ(Sustainability)」は持続可能性、という意味で、
環境・社会・経済などが将来にわたって適切に維持・保全され、発展できること。
参照:weblio辞書
つまり社会や経済、地球環境全ての未来のため、広い視野での活動をしていこうってことですね。
エコとは何ぞや
ここまで書いてきて、じゃあエコとは何が違うのよってことなんですよね。
エコというのは、エコノミーやエコロジーが語源で、節約、経済、地球環境にやさしくという意味合いがあります。
いちおう節約とか経済も含めているものの、おおまかには地球環境にフォーカスをあてている考え方かなという感じがします。
エコという言葉自体が、SDGsよりずっと前に誕生しているんだから当然のことかもしれません。
貧困地域や社会的に虐げられている人々を救うという意味合いは含まれていませんよね。
エシカルとサステナブルは大体同じ意味合い!エコから先へ
エコ関心歴30年の私からすると、エシカルもサステナブルもエコも、意識としては同じ方向を目指しているという見解です。
- エシカル:人、社会、地球環境を大事にする活動
- サスティナブル:社会、経済、環境を将来までも永続させる活動
- エコ:節約、経済、地球環境にやさしくする活動
とまあ簡単にまとめてみても、いずれも意味が似てるんですよね。
ただ厳密にいうと、経済や地球環境だけ(エコ)ではなく人にも視野を広げているエシカルやサステナブルという言葉が主流になっていくのだと思います。
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